

築40年程の公団タイプの団地4DK-75m2のリノベーション
構造が壁構造の建物の為、間取りの中央に構造体のコンクリート壁があり内部空間はコンクリートの壁により4つのスペース分れていた。
取り去ることが出来ないコンクリートの壁を残したままのリノベーションがどういったモノになるか少々心配ではあったが、
木軸の解体出来る壁を壊し・コンクリート壁の仕上げを剥がし・内部建具とその枠を全て取り去り・コンクリートの壁をむき出しにすることで、個々の個室として区切られていた空間は一体化し、コンクリートの壁はワンルームを程よく仕切る存在感のあるパーティションの様な存在になった。
玄関に入ると正面にディスプレー空間としての「床」が見渡せる。視線は住空間の奥まで届き広がりを感じながらも、プライベートを確保している。
ダイニングキッチンは、限られた空間を効率的に仕切り生活感を感じさせない構成になっている。オリジナルのキッチンとダイニングテーブルは、床のフローリングと同じナラの無垢材で作り付けられ素材の一体感が空間を引き締めている。
リビング横の書斎は小上りとなっており、床下は大きな引き出し式の収納になっている。このスペースはバーチカルブラインドで仕切り、寝室としての利用も可能になっている。


リフォーム実例 2009/12月 掲載(学研パブリシング)
Real Design No.36 2009/06月号 掲載(えい出版社)
LiVES
Vol.40 2008/08月号 掲載(第一プログレス)
南に面した一般的な間取りの2LDKマンションのリノベーション
改築前のプランと基本的間取りの位置は変わらないが、部屋の間仕切りを1.9mのパーティションとし、キッチンをアイランド型のオープンにすることにより全体をワンルームとした。
寝室は、リビングと北側の部屋の間にセミオープンなかたちで配置した。床を90cm上げ、その下を床下収納として利用している。寝室の天井高は1m55cmだが寝る為の部屋として割り切ることにより、収納スペースを確保しワンルームの空間としても面白い構成になった。
LDKと北側の部屋はベッドルームの一段上がったスペースを介してつながっており、部屋としてのプライベート性を確保しつつそれぞれの気配を感じられる。


北鎌倉の谷の中腹にある眺めと日当りの良い敷地に建つ古屋を改築・
2階にアトリエを増築した住宅。
施主の希望は、古びた木造住宅の味わいを大切にしたい。
一見ないげない部分へこだわった住宅になっている。


日本橋にある関東大震災直後に建てられたという古いビル内部の改装。
改装前は、古い壁の上にGL工法により石膏ボードが貼られ、当たり前の様にビニールクロスで仕上げてあった。
床も同様に、古いヒノキのフローリングの上にコンパネが貼られ、タイルカーペットで仕上がっていた。
当初内装の仕上げをどの様なものにするか、いろいろ検討していたが、解体が進むにつれて徐々に昔の内装が顔を見せ始めた。
壁はコンクリートの上に漆喰仕上が施され、その上に何度かの塗装が塗り重ねられていた。その部分的に塗装がめくれてしまった壁の表情は、とても新築て表すことの出来ない微妙な風雨合いを出していた。
そこで内装に仕上げをするのでは無く、昔の塗装を丹念にはがし竣工当時の漆喰仕上げを上手く生かした仕上げにすることににした。塗装は、上手くはがれるところもあれば、密着良くはがれないところもあるので、その辺のバランスをみつつの作業になった。
床に関しては、コンパネを打ち付けた釘のあとがずいぶんとあったが、こういった仕上げになると全く気にならない。
昔のオイルがしみ込んだ渋い色の床だたが、さすがに汚れていたので、奇麗に洗いをかけるこことにし、しあげはその後に考えることにした。
当初、渋い壁に古いフローリングをピカピカにコーティングした床といった案もあったが、最終的には水洗いしたそのままの床で良しとなり、まさに埋もれていた昔の内装を発掘したかたちになった。
あえて何もやらないということも、デザインではないだろうか。
そうなると洋服を掛けるハンガーパイプのデザイン位いしかやることがなくなってきた。ここはありきたりではないデザインを考えたいところだ。天井から穴の開いたスチールのプレートを下げ、その穴にハンガーを掛けるデザインを考え寸法を検討した。こういったシンプルなデザインはプロポーションが大切なので、かなり詳細に穴の大きさ・ピイチ等、原寸のサンプルで確認した。
仕上げは、壁の存在感に負けない様に、スチール素地に透明のウレタンコーティングで錆び止めとした。
最後に天井から吊るすヒモの素材だがいろいろな素材を試したが、最終的に、荷造り用の紙ヒモを数本よって吊るすことにした。
写真では、解りずらいが素材感のバランスは非常によくまとまった。
もう一つ、ビルの間にバルコニーがあり随分前の改装の中でそのバルコニーの上部に波板を渡し室内として利用している場所があった。ここは物置にでもという話だったが、物置としては奥行きが深く使いずらいし、屋根の形状がトップライトとして改装するのが最適な形だったので、ここを自然採光の採れるフィッティングルームにする事を提案した。
奥行きがあり自然採光が採れるのでフィッティングルームとしては、最適な場所になった。